【2018年版】分割キーボードのErgoDox EZ購入から利用開始まで

分割エルゴノミクスキーボードとして有名な、ErgoDox EZを購入したので、まだ3日しかたっていませんが、購入方法と行った設定などをまとめておきます。
まだ慣れませんが、この記事はすべてErgoDox EZで書いています。

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動機

ErgoDoxの特徴としてあげられるのは、

  • 左と右でキーボードが別れている
  • 親指に6角キーが割り当てられるという変わったキー配列
  • キーのマッピングオープンソースで開発されているソフトウェアによって、カスタマイズ可能

ということですが、 買った基本的な動機は単なるミーハー心です。
後は肩こりひどくなってきたので胸を張って肩甲骨をしっかり閉じた状態にしておくという開発体験をしたいということで、購入しました。

購入

ergodox-ez.com 公式ページから購入しました。
Let's splitや自作することも検討したのですが、はんだ付けなどやったことがなかったため、初めてとしてやめておきました。

僕の場合は、3月5日に注文して3月22日に到着したので、2週間強で受け取ることができました。
ブログによっては、5日位で届いたというのも見たことがありますし、注文完了のメールによると受注生産だそうなので、混み具合によっても変わってくるのではないかと思われます。

注文完了メールには、トラッキング出来るよ、と書いてあるように見えますが、実際そのリンク先には注文内容がそのまま載っているだけです。
運送業者は(おそらくデフォルトだった)DHLを選択しましたが、発送が完了した段階でDHLから連絡がきて、何日に届くのかということがわかります。
僕の場合は時間指定はできず、22日中に届くと書かれていましたが、21時ころに届きました。

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金額

を購入しました。 注意が必要なのは、値段はこれだけではなかったということです。
全世界共通の配送料が +$30と運送業者に支払う税関係が約3000円かかりました。

オプションについて

筐体はブラック、キーキャップもブラックの無刻印のものを選びました。
キーボードの軸はそれによってうち心地とかがかわるというので悩みましたが、

fps.game2ji.com

を参考に、静かで疲れにくいという観点から、赤軸を選びました。

設定など

到着した状態で、USBを繋げばUS配列キーボードとして普通に使うことができます。
デフォルトのキー配列は、こちらのURLから確認することができます。

ErgoDox EZ Configurator

こちらのページではErgoDoxの特徴であるキーマップのカスタマイズをすることもできます。
ここでは、キーマップを独自のものに変更する手順を紹介します。

準備

まず 、Teensy Loaderというキーマップの書き込みに必要なアプリケーションで、利用しているOSにあっているものを以下のページからインストールする必要があります。

Teensy Loader Application - available for Windows, Linux and Macintosh systems f:id:zuckey_17:20180325144350p:plain

キーマップを決定

ErgoDox EZ Configurator f:id:zuckey_17:20180325145322p:plain

こちらのページにアクセスし、
Clone and modify this layoutをクリックします。
すると、キーマップが変更できるようになります。
GUIで簡単に変更することができますが、真ん中のロゴをクリックすると英語ですが、このページの詳細な使い方の動画に飛ぶことができます。

レイヤー

キーマップ設定画面にはLayerというタブがあります。
レイヤーを変えて、それぞれのキーに違う役割を割り当てることができます。
レイヤーを変えるためによく使う役割は以下の2つです。

TG: レイヤーを切り替えます。他のキーが切り替え後のレイヤーの役割をするようになります。
LT: この役割を割り当てられているキーを押している間のみ、他のキーが指定のレイヤーの役割をするようになります。

それぞれを利用する場合には、キーをクリックして出てきた吹き出しの↓で示した部分にそれぞれ、「LT」「TG」と入力することによって候補を絞ることができるのでその中から選びましょう。 f:id:zuckey_17:20180325144359p:plain 他にも様々な役割があるので、キーをクリックして説明を見ましょう。

キーのコンパイルとダウンロード

好きなようにキーマップを変更できたら、キーマップに名前をつけてからCompile this layoutボタンを押します。
次に、Download this Layoutボタンを押すと、.hexの拡張子を持ったファイルがダウンロードできると思います。

キーマップの書き込み

最後に、Teensy Loaderを起動し、「File>Open Hex File」をおして先ほどダウンロードしたキーマップファイルを選択します。
そして、右手側のキーボード以下の部分にある小さな穴の中のボタンを押します。(僕は安全ピンでやりました。)

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すると、「Operation>Program」が押せるようになり、押した後に、「Operation>Reboot」によって、キーマップの書き込みが完了します。

完了すると、指定のキーマップによる入力が、完了していると思います。

まとめ

まだ、消品が到着してから2日しか経っていないので、レビューではないですが購入から利用開始までの流れを書きました。
特に注文してからの流れや、初めてのキーマッピングのところなどは、最近の日本語の記事は多くなかったと感じたので、参考になれば幸いです。
これからもキー配列などどんどん変わっていくとは思いますが、次は、キーマップのローカルでのコンパイルや、マクロを登録するなどに挑戦したいと思います。