OSCAさんの主催されているWEBエンジニア勉強会#5に参加してLTもしてきました。 その反省と他の方の発表の感想を書きます。
web-engineer-meetup.connpass.com
OSCAさんは僕がパーソナリティをしているしがないラジオでもゲスト出演されています。勉強会を主催しようと思った経緯なども話されているので、興味があれば聞いてみてください。
また、会の様子はtogetterにまとまっています。
参加者の構成
ノージャンルということもあって、おなじみとなっている、会の参加者の構成の発表がありました。*1
経験年数
年数 | 人数 |
---|---|
0~1年 | 12人 |
1~3年 | 13人 |
3~5年 | 7人 |
5~10年 | 12人 |
10年~ | 9人 |
仕事の分野
分野 | 人数 |
---|---|
サーバーサイド・プログラマー | 27人 |
サーバサイド・アプリ基盤エンジニア | 11人 |
フロントエンドエンジニア | 15人 |
フロントエンドデザイナー | 12人 |
WEBディレクター/プロジェクトマネージャ | 6人 |
インフラ・ネットワークエンジニア | 7人 |
スマートフォンアプリエンジニア | 3人 |
その他 | 8人 |
経験年数については、10年以上の人はまとめられてしまっていますが、短い人から長い人まで同程度の分布なのかなと思います。
分野については、サーバーサイドが最も多いですが、その他はまばらにいらっしゃるようでした。ただ、WEBエンジニア勉強会と銘打っているのでスマートフォンアプリエンジニアは少なかったのだな、という印象でした。
自分の発表
Redashの導入とチームをまたいだ変化の話
最近、会社にRedashというOSSのデータ可視化ツールを導入しそこで変わったこと、良かったことを話しました。 内容は資料のとおりなのですが、反省としては次のようなことが挙げられたかなと思っています。
- 具体例を上げてもう少し詳しくRedashについて紹介すべきだった
- (時間的に巻いていたとはいえ)かなり早口で喋ってしまった
社内のものだったので具定例を多く書けなかったということもあるのですが、イメージを持っていただくためにももう少し時間があれば環境を作って、例示できれば最高だったなと思いました。
他の方の発表
HTTPレイヤーで行うパフォーマンスチューニング(@engineer_osca)
主催であるOSCAさんの発表です。
これまで通り初心者向けのテーマを選びながらも、実際に動くところまでをデモされているのが素晴らしいです。
年末年始に自分の趣味のプロダクトで試してみた、というエピソードも話されてましたが、サンドボックス的に触れる自分のプロダクトを持つのはすごく良いなと思いました。
とにかく分かりづらいTwelve-Factor Appの解説を試みる(@suke_masa)
www.slideshare.net
僕は知らなかったのですが、クラウドで動くアプリケーションが従うべき12個のベストプラクティスというのがTwelve-Factor Appらしいです。
こういう宣言とか定義みたいなものは、一読してパッと理解できるものというよりは例があったり実際に困ったりしたことがないとわからなかったりするな~という印象です。
発表で、「こういうときありますよね?」「こういうときどうですか?」などと問いかけをしてくれると理解が深まるな、と思いました。
なにか作ったらプレスリリースを出そう(@binbin4649)
www.slideshare.net
サービスのPRをするための戦略を話してくださいました。
あまり聞いたことがない話で興味深く聞けたのと、最後に「PRバズーカ」というサービスのPRをされていて進め方がうまいな〜と思ったりしました。
Amazon Rekognitionを用いてフォロワーの男女比を出す(@kzkohashi)
顔認識のAPIを利用した事例の紹介でした。
SNSのフォロワーをアイコンの顔認識で分析するというのは事例としてかなり面白いなと思いました。
またそういう画像認識APIの各クラウドサービス間の比較を行った話や、意外と安く使えるといった話まで、知ってはいつつも触れていない僕にはすごく興味深い発表でした!
Dockerを利用したローカル環境から本番環境までの構築設計(@kkoudev)
www.slideshare.net
Dockerについて利点や、なぜこうしたほうが良いのか、というのを丁寧に解説してくださいました!
Twelve-Factor Appの話と合わせて聞くと「なるほど~」感が強かったです。
非機能要件を考えてみよう!(@iwanaga0918)
昨今のセキュリティの問題やosushiさんの話*2も例に、非機能要件について、定量的にちゃんと考えていますか、という問いかけの話でした。
発表者の方が、SIerということで、IPAの非機能要求グレードをチェックリストとしてやると良い、と言った話もされていました。
もちろんサービスごとにいろいろな側面がありそうですが、非機能要件がある程度定量的に指標化されてチェックリストになっているのは嬉しいんじゃないかなと思いました。
まとめ
WEBエンジニア勉強会は5回目ですが、僕は#1,2,3,5と参加していますが、大規模でなく2時間くらいの規模の勉強会で、テーマをあえて絞らず、幅広い分野の話が一気に聞ける勉強会はなかなかないので面白い試みだな、と思います。
主催者のOSCAさんが、いろんな人に発表されているので、暖かく迎えてくれている感もあって発表しやすい空気があったと思います。
コミュニティとしてもっと活発にしたい、という話もあったので、会のあとにその場でビアバッシュなどがあるともっと交流ができたりするのかなとも思ったりしました。
次回、4月初旬頃に1周年の会があるらしく、日程が合えば是非参加したいなと思いました。
*1:connpassのアンケート機能で調査されています。