この記事は、#しがないラジオ Advent Calendar 2018の1日目の記事です。
しがないラジオというPodcastのパーソナリティをgamiと2人でやっております。 そのオフ会兼勉強会兼忘年会みたいなものを開催しました。
お越しいただいた方々本当にありがとうございました。 リスナーが可視化されづらいと言われるPodcastで、たくさんのリスナーの方々と交流できるのは本当に嬉しいことだなと思いました。
お疲れ様でした!ファン感謝祭感があって、幸せな空間でしたw#しがないラジオmeetup
— ゆのん@EM.FM (@yunon_phys) November 28, 2018
本当に幸せな空間でした。
詳細については、この記事の最後に参加者の方々のブログへのリンクを記載するのでそちらを読むと当日の雰囲気がわかるかと思います。
ゲスト駆動の成長
当日は僕自身もLTをしたのですが、発表資料を作り込む余裕がなく、文字だけの簡素な資料になってしまったので、共有はしませんでした。
この記事では、スライド公開の代わりにそのLTの内容について書こうと思います。
これまでにないチャレンジが人を大いなる成長に導く
皆さんは普段Podcastを聞かれるでしょうか?僕は日々たくさんのPodcastを聞いているのですが、その中で以下の2つのエピソードが最近すごく心に残りました。
以下のブログには、これまでにないチャレンジを重視するような機械学習の新たな学習モデルが、既存のモデルよりも優秀な結果を残した、というような研究結果が記されています。 上記のエピソードはともに、その研究結果に人間の成長を重ねて議論を展開しています。
(日本語記事としてはこちらがありました 👉 予測ベースの報酬による強化学習でAIが高難易度の死にゲーで人間以上のハイスコアをたたき出す - GIGAZINE)
新たな学習モデル?
記事についてもう少し補足します。
スコアを競い合うような種類のゲームにおいて、機械学習を用いてそのスコアを上げるという研究があります。
どういった行動に高い報酬を与えるのか、ということを予測モデルに設定することで、学習をチューニングします。
これまでは「スコアが上がるような行動をとること」を重要視するようにしていました。
このような設定では、機械はスコアが上がるように行動しようとします。
しかしながら、その設定では人間がゲームをしたときの平均以下までしかスコアが上がらなかったということのようです。
次に、「新しいチャレンジをすること」「新しい状態になること」を重要視するようにしたようです。 すると、こちらのほうがスコアが上がり、人間のスコアを上回るようになったというのです。
人の成長にも新たなチャレンジが必要だよね
先程あげた両Podcastエピソードはマネジメントや組織論の文脈だったため、上記のような研究結果をうけて、プロジェクトや業務の過程の中でチャレンジを重視して評価したほうが、より評価の対象者は成長するのではないか、という話が展開していました。
大きなものを成し遂げるには、既存の方法だけではうまくいかないこともある。 新しいことをやることが目的になってはいけないが、既存にとらわれずゼロベースで考えられる力をつけるのが必要、ということでした。
成果物ベースよりチャレンジベースのほうが学習効率が良い、という話にもなっていました。
これはマネジメントだけでなく個人の成長にも同様のことが言えるのではないかと僕は思いました。
強いエンジニアになりたい
僕はPodcastでもそれ以外でもいろいろなところで「強いエンジニアになりたい」というようなことを言ってきました。 僕自信が後発のエンジニアで、界隈で有名だったり一目置かれたりするエンジニアに対して強く憧れを持っている、ということの現れです。
強いエンジニアってなに?
じゃあ、お前のいう強いエンジニアとはなんなのか?というのは、よく質問されることです。 特に2018年、年始に目標として強いエンジニアという言葉を出してからそれについてはいろいろと考えてきました。
LT中でも、
強いエンジニアの定義は難しいかも。(^^;) #しがないラジオmeetup #しがないラジオ
— 神田 佳積 (@kazumiks) November 28, 2018
のような指摘をうけました。
本当にそのとおりで、強いエンジニアというのはなんなのか、最近特にわからなくなってしまいました。
本を書いたらすごいのか、大きい会社にいたらすごいのか、給料をたくさんもらったらすごいのか、わからないです。
結果として、「自分がどうなれば自分に納得できるのだろう?というのを突き詰めたい」
ということなのだな、と考えるようになりました。
※
強い/弱いというな表現について、インターネット上で賛否あることは理解しています。
「強さ」というのは相対的なものになってしまう部分はあると思います。
じゃあそれによって態度をかえたり、そういうためのものさしとして利用しようとしたりしているわけではないです。
純粋に「自分がどうなれば自分に納得できるのだろう?というのを突き詰めたい」という思いがあるのだと、理解いただけると嬉しいです。
様々な刺激によるランダムなチャレンジ
さて、冒頭にも述べたとおり、僕はしがないラジオというPodcastのパーソナリティをしています。
しがないラジオではゲストを呼んでその方が日々どのように考え、どのような工夫を経て、楽しく働いているか、楽しく生活しているか、ということを伺っています。
現在、未公開の分も含めると 53 人の方々とともに収録しました。
短い人では1時間半から長い方では4時間以上にもおよぶ収録をしています。
ゲストから刺激を受け、それを試す
ゲストの方々は、僕が出会ったこともないたくさんの難しい課題に取り組んでおられます。 それらについての話は、ノウハウの塊です。
その方々の口からでた本を読んでみたり、それについてチームのメンバーと話したりもしました。 そして、自分の日々の業務のルーティンをを一気にガラッと変えてみたりもしました。
これがいわゆる新たなチャレンジで、自分自身を新しい状態にしているのではないかなと思います。
そのすべてがうまくいったわけではないです。 けれども、長い目でみるとただただ、がむしゃらに時間と労力をかけてやっているよりも、結果としてより良い方向に向いているような気持ちになっています。
それが結果として、強いエンジニア
につながる道なのではないかと思うようになりました。
なのでこれからも刺激をくださるゲストに、楽しい挑戦の話をたくさん聞いていけたらなと思います。
まとめ
ゲスト駆動の成長について考えていたことを書きました。
リスナーの方々も同じように考えてくださってるのではないかな、と勝手に思っています。
そんな思いで、しがないラジオで発信したい、という方はぜひお声がけください。
これからもよろしくお願いします!!!
#しがないラジオmeetup2の感想ブログリンク集
(2018-12-01 時点で公開されていたもの)
皆様ありがとうございました!!